カツラ美容室別室光るセンスのよい文章と、浅い人間関係の組み合わせ。
二十七歳サラリーマンの「オレ」と、近くに住む美容師たちとの日々。その「桂美容室」の店長はカツラをかぶっている! 山崎作品がチャーミングなのは、こうした小さなアイディアの積み重ねにもよると思う。



主人公の自分の心情の掘り下げ方にも光るところがあり、どきりとさせられる。いわく「オレは他人によってなんとか自分の形を保てている」「誰もオレと繋がろうとしない」。それに比べて、登場人物たちの心の絡み合いは、あまりにも浅すぎるのではないかなあ。洒脱でクールな会話は耳に心地よいが、心には残らない。「モネって、自分にも他人にも興味がなさそうですよね」というせりふがあるけれど、山崎さん本人にもそういう傾向があるのだろうか。






カレンダー
08 2010/09 10
S M T W T F S
1 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
ブログ内検索
SEO対策 [PR]ウィルス対策 個人ローン